~ 絶景とグルメを満喫する至福の旅(後編)~
目次
1.中編の振り返り : 湖西の多様な表情を胸に、いよいよ最終章へ
2.大津 ~ 草津 : 湖国の賑わいを感じながら南下
3.草津 ~ 近江八幡: 田園風景と歴史が織りなす湖東路
4.近江八幡 ~ 彦根: ゴールへ向かう感動のラストスパート
5.ゴール : 彦根城、そして達成感に包まれるフィナーレ
6.琵琶湖一周サイクリング旅: 完走の記録と感謝
1.中編の振り返り : 湖西の多様な表情を胸に、いよいよ最終章へ
中編では、高島の雄大な自然から、雄琴温泉の湯けむり、そして大津の洗練された湖畔へと
琵琶湖の西側を南下する旅路を描きました。
比良山系の幻想的な風景、温泉で癒されたひととき、湖畔のカフェで過ごした優雅な時間など
様々な表情を見せてくれた湖西の景色は、私たちの旅の記憶を豊かに彩ってくれました。
いよいよ最終章となる後編では、大津をスタート地点とし、琵琶湖の南側から東側へと進み
ゴールの彦根を目指します。
2.大津 ~ 草津 : 湖国の賑わいを感じながら南下
大津の賑やかな湖畔を後に、琵琶湖の南端を目指してペダルを漕ぎ出します。
この区間は、比較的平坦な道が続き、サイクリングにも快適です。
湖畔沿いには、公園やレジャー施設なども点在し、週末には多くの人々で賑わいます。
大津を出発してしばらくすると、瀬田の唐橋が見えてきます。
日本三大名橋の一つに数えられるこの橋は、歴史的な景勝地としても知られています。
橋の上からの琵琶湖の眺めは雄大で、しばし足を止めて景色を堪能するのも良いでしょう。
瀬田川を下ると、やがて草津の市街地に入ります。
草津は、東海道と中山道の分岐点として古くから栄えた宿場町です。
現在も、宿場町の面影を残す古い町並みが一部残っており、歴史を感じることができます。
草津宿本陣跡などは、当時の様子を偲ぶことができる貴重なスポットです。
草津では、近江牛を使ったグルメや、地元の食材を使った料理を楽しむことができます。
また、草津市立水生物公園みずの森は、琵琶湖の自然や水生植物について学ぶことができる施設で
サイクリングの休憩にもおすすめです。
3.草津 ~ 近江八幡 : 田園風景と歴史が織りなす湖東路
草津を後にして、琵琶湖の東側を北上し、近江八幡を目指します。
この区間は、湖畔沿いの道だけでなく、田園風景の中を走るルートも多くなります。
のどかな電影風景の中を吹き抜ける風を感じながらのサイクリングは
心身ともにリラックスできます。
田園地帯を抜けると、やがて近江八幡の市街地に入ります。
近江八幡は、豊臣秀次によって築かれた城下町で、八幡堀を中心とした美しい
町並みが残っています。白壁の土蔵や商家が立ち並ぶ風景は、歴史的な趣があり
散策するだけでも楽しめます。
八幡堀は、かつて城下町の物流を支えた水路で、現在は遊覧船が運航しており
水上から町並みを眺めることができます。また、近江八幡は、近江商人の発祥の地としても
知られており、旧家を利用した資料館などでは、当時の商人の暮らしや文化を知ることができます
近江八幡では、近江牛を使った料理はもちろんのこと、赤こんちゃくや鮒寿司といった
地元の特産品を使った料理も味わうことができます。
特に、八幡名物の赤こんにゃくは、独特の触感と風味が楽しめます。
4.近江八幡 ~ 彦根 : ゴールへ向かう感動のラストスパート
近江八幡の歴史と文化に触れたら、いよいよゴールの彦根を目指してラストスパートです。
この区間は、再び琵琶湖の湖畔沿いを走る道が多くなり、ゴールが近づくにつれて
期待感も高まります。
湖畔沿いの道からは、遠くに彦根城の姿を望むことができます。
ゴール地点が見えてくると、これまでの道のりを振り返り、様々な思いが込み上げてきます。
この区間には、琵琶湖博物館があり、琵琶湖の自然や歴史について深く学ぶことができます。
時間に余裕があれば、立ち寄ってみるのもおすすめです。
彦根市街地に入ると、賑やかな雰囲気に包まれます。
ゴール地点の彦根城を目指し、最後の力を振り絞ってべダルを漕ぎ進めます。
5.ゴール : 彦根城、そして達成感に包まれるフィナーレ
ついに、スタート地点であり、ゴール地点でもある彦根城に到着しました。
約200kmにも及ぶ琵琶湖一周のサイクリング旅を、無事に走り切った達成感は
言葉では言い表せれないほどです。
目の前にそびえ立つ彦根城は、旅の終わりを祝福してくれてるかのように
威風堂々とした姿を見せています。天守閣を仰ぎ見れば、これまでの道のりの景色や
出会いが、走馬灯のように思い出されてきます。
彦根城周辺には、旅の疲れを癒すカフェやレストラン、お土産店などが揃っています。
美味しい食事を楽しみながら、旅の思い出を語り合うのも良いでしょう。
6.琵琶湖一周サイクリングの旅 : 完走の記録と感謝
彦根をスタートし、長浜、高島、雄琴、大津、草津、近江八幡を経て、再び彦根へと
戻る琵琶湖一周のサイクリング旅。美しい景色、美味しいグルメ、そして温かい人々との
出会いを通じて、私たちは多くの感動と喜びを味わくことができました。
琵琶湖の雄大な自然、この旅で得た経験と感動は、これからの私たちの人生において
かけがえのない宝物となるでしょう。
琵琶湖一周のサイクリング旅を支えてくれた、美しい琵琶湖の自然、沿道で応援してくれた
人々、そして共に旅をした仲間たちに、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。
「ありがとう、琵琶湖!」