GPTsのActionsを使ってMake(旧Integromat)のWebhookにデータを送信する際、「Error talking to [API]」や「Unrecognized response」といったエラーでつまずくケースが多発しています。
GPTs ActionsからMakeへ送信できない3つの原因
GPTsのActionsとMakeを連携する際にエラーが起きる主な原因は、以下の3つに集約されます。
1. OpenAPIスキーマのURL・パス指定ミス
GPTsのActionsでは、APIの仕様をOpenAPIスキーマ(JSON/YAML)で定義します。このとき、MakeのWebhook URL(例:
)の分割方法を間違えるのが最も多いミスです。serversのURLにフルのWebhook URLを書いてしまうと正常にルーティングされません。正しくは、serversにベースURL(
)を、pathsに固有のID部分(/xxxxxxxxxxxx)を記載する必要があります。
2. Make側のレスポンス(返信)設定の欠如
GPTsは、Actionsでリクエストを送信した後、送信先からの「成功した」というレスポンス(HTTPステータスコード200)を待ちます。Makeの「Custom Webhook」モジュールでデータを受信できているのにGPTs側でエラーになる場合、Makeのシナリオ内に「Webhook Response」モジュールが配置されていないことが原因です。
3. リクエストボディの型(Schema)の不一致
GPTsが生成するJSONデータと、スキーマで定義したrequestBodyのデータ型が一致していないと、通信エラーやMake側でのパースエラーが発生します。特に、文字列(string)として送るべきところをオブジェクト(object)として定義しているなど、プロパティの型定義のズレが原因で連携が弾かれるケースがあります。
【コピペOK】Make連携用の正しいOpenAPIスキーマ
MakeのWebhookへテキストデータとユーザーIDをPOST送信するための、最もシンプルで確実なOpenAPIスキーマ(YAML形式)です。以下のコードをコピーし、ご自身のMake Webhook URLに合わせて一部書き換えるだけで動作します。
YAML
openapi: 3.1.0
info:
title: Make Webhook Integration
version: 1.0.0
servers:
- url: https://hook.make.com
paths:
/あなたのWebhookID(例: abcdefg1234567):
post:
summary: Send data to Make
operationId: sendDataToMake
requestBody:
required: true
content:
application/json:
schema:
type: object
properties:
message:
type: string
description: "GPTsが生成したテキストメッセージ"
userId:
type: string
description: "ユーザーの識別ID"
responses:
"200":
description: "Successful response"
content:
application/json:
schema:
type: object
properties:
status:
type: string
書き換えのポイント
paths:の直下にある/あなたのWebhookIDの部分を、Makeで生成されたURL(以降の英数字)に変更してください。(例:(https://hook.make.com/)https://hook.make.com//v1abcde12345...)properties:の内容は、Makeに渡したいデータ構造に合わせて自由に追加・変更が可能です。
Make側のWebhook Responseモジュールの必須設定
GPTs側で正しくデータを送信できても、Makeから適切な返事がなければGPTsは「通信に失敗した」と誤認してしまいます。これを防ぐため、Makeのシナリオの最後(またはデータ処理の直後)には必ず「Webhook Response」モジュールを配置してください。
Webhook Responseの具体的な設定値
- Status:
200(必須:成功を意味するHTTPステータスコード) - Body:
{"status": "success", "message": "Data received successfully"}- ※必ず有効なJSON形式で記述してください。GPTsはこのBodyを読み取り、ユーザーに「送信が完了しました」と報告します。
- Custom Headers(通常は不要ですが、明示する場合):
- Key:
Content-Type - Value:
application/json
- Key:
この「Webhook Response」を設置することで、GPTsとMakeの間の通信サイクルが完結し、不快なタイムアウトエラーや「Error talking to…」という赤いエラーメッセージを完全に防ぐことができます。
