借金をしていること、誰にも言えなかった
借金が膨らみはじめたとき、
一番つらかったのは「家族に言えなかったこと」です。
妻に、子どもに、「今、お金がない」「借金をしてる」なんて
到底、言えるわけがありませんでした。
・頼られる存在でいたかった
・自分がなんとかしなきゃと思っていた
・バレたら軽蔑される気がした
でも本音を言えば――
怖かっただけなんです。

借金の理由を、誰かに説明できなかった
住宅ローンが始まりでした。
震災や転勤、家族の体調不良…
出費が重なり、カードローンやキャッシングで補填。
でも外から見れば、
「なんでそんなに借金あるの?」
「計画性なさすぎじゃない?」
と、思われても仕方ない状況です。
僕もそう思いました。
だからこそ、誰にも言えなかった。
言えないまま、孤独だけが増えていった
・家族に心配をかけたくない
・職場にも絶対にバレたくない
・親や友人にも顔向けできない
そんな思いで、
どんどん自分を閉じ込めていきました。
夜になると不安で眠れなくて、
スマホで「借金 消える方法」なんて検索して。
現実逃避のように、夢のような話ばかり探していました。
限界がきたのは、家賃が払えなかった日
財布に残っていたのは、たった数千円。
家賃引き落としの日に、通帳はマイナス表示。
「終わったな」と思いました。
その日、初めて、妻に言いました。
「ごめん、実は借金がある」
すると彼女は驚いた顔で、こう言ったんです。
「なんでもっと早く言ってくれなかったの?」

打ち明けたことで、少しだけ息ができた
借金はなくなっていない。
生活はむしろ苦しくなったかもしれない。
でも――
もう一人で抱え込まなくていい。
そのことだけで、心が少し軽くなった気がしました。
一歩を踏み出すって、ものすごく怖い。
でも「誰かに打ち明けること」は、
本当の意味での再スタートだったと思います。
今、同じように悩んでいる人へ
もしかしたら、あなたも今
「誰にも言えない借金」を抱えているかもしれません。
でも、どうか伝えたい。
黙っていることが、心を壊していきます。
言える相手がいるなら、少しでも伝えてください。
勇気がいるけど、その一歩が未来を変えるきっかけになります。

まとめ:言えなかったことが、いちばんの後悔だった
借金の額よりも、
「一人で抱え込んでいたこと」が一番のダメージでした。
信頼を失いたくないから黙っていた。
でも本当は、信頼してなかったのは「自分自身」だったのかもしれません。
今では、借金を隠さずに生きています。
発信することで、自分の傷を正面から見つめられるようになりました。
このブログを通じて、
誰か一人でも「話してみようかな」と思えたら、
それが僕にとっての一番の喜びです。