銀行残高がゼロに近い恐怖と向き合う日々

借金体験談
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通帳を見て、真っ青になった日

給料日。振り込みがあったはずの口座を、何気なくスマホアプリで確認しました。
しかし、そこに表示された数字を見て、手が止まりました。

「え…数千円しかない…?」

差し押さえの7万円が引かれたあと、さらに税金や社会保険料などが差し引かれ、残ったのはわずか数千円。
生活のために必要な最低限のお金すら、手元にない現実が目の前にありました。

ATMの画面に表示される残高を見つめながら、心臓がぎゅっと締め付けられるような感覚。
その瞬間、頭の中は真っ白になり、何も考えられなくなりました。


毎月カツカツの生活

私の月の手取りは14万円ほど。
そこから、電気・ガス・水道などの生活必需品の支払いを済ませると、手元に残るのはおよそ5万円。

この5万円で、食費・日用品・交通費・予期せぬ出費まですべてを賄わなければなりません。
当然、貯金などできるはずもなく、残高は毎月ゼロに近づいていきます。

食費を切り詰めるために、スーパーの値引き時間を狙って買い物をするのは当たり前。
時には冷蔵庫の中身を見ながら、「これであと何日持たせられるか」を真剣に計算しました。


キャッシュレス社会に取り残される感覚

今の時代、ほとんどの支払いはカードやスマホ決済。
しかし、銀行口座の残高がなければ、カードの引き落としもできません。

「100円の買い物すらためらう」
そんな経験を、私は何度もしました。

レジに並びながら、財布の中の硬貨を数えて「足りるかな」と不安になる。
カードを出す前に残高を確認して、「やっぱり現金にしよう」と切り替える。
そういう小さな緊張感が、日常のあちこちに潜んでいます。


無力感に押しつぶされそうになった時

一度や二度ではありません。
ATMの画面で「残高 0円」に近い数字を見て、膝から力が抜けそうになったことは。

働いているはずなのに、生活が全く楽にならない。
「このままずっと、この繰り返しなのか」と思うと、心の奥からため息がこぼれました。

それでも、現実は受け止めるしかない。
誰かが代わりにお金を入れてくれるわけでも、借金を消してくれるわけでもないのです。


動き出すしかなかった

「もう無理だ」と心が叫んでも、時間は止まってくれません。
家賃も光熱費も待ってはくれない。
だから、私は小さくても行動を始めました。

アルバイトの求人を探し、隙間時間でできる仕事をチェック。
単発のスポットバイトにも応募して、少しでも収入を増やす努力を続けています。

動かなければ何も変わらない。
それだけを信じて、少しずつでも前へ進むようにしています。

不安と隣り合わせの毎日

口座残高は今も心細いまま。
しかし、以前と違うのは「何もしていない」状態ではなくなったこと。
少しずつでも動いている実感が、私の支えになっています。

借金総額は1,300万円。
途方もない数字に見えますが、「減らしている」という事実は、小さな希望を生みます。


この文章を読んでいるあなたへ

もし、あなたも残高ゼロに近い恐怖を感じているなら、伝えたいことがあります。
「立ち止まらないこと」
それが、現状を変える唯一の方法です。

状況が一気に好転することはありません。
でも、小さな行動を積み重ねることでしか、未来は変わらない。

私もまだ道の途中です。
けれど、こうして書き続けることで、自分を奮い立たせ、同じ状況の誰かに少しでも力を届けたい。

借金があっても、口座残高がゼロでも、生きていける道は必ずあります。
一緒に、前を向いて歩いていきましょう。