はじめに
「YouTubeショートを作ってみたいけれど、動画編集なんて難しそう」
私自身、最初はそう思っていました。50代になってから副業や発信に挑戦したいと思ったものの、動画の世界は専門用語や高額ソフトばかりで、まさに別世界。
でも、CapCutパソコン版に出会ってから状況が一変しました。
無料で使えるうえに、日本語対応も万全。AI機能まで備えていて、初心者でも短時間で“ちゃんと見られる”動画が作れるんです。
この記事では、**「YouTubeショートを1本完成させる手順」**を最初から最後まで解説します。
この記事を読みながら操作すれば、誰でもYouTubeショートを公開できるはずです。
ステップ0:準備するもの
まずは最低限の準備から。
- パソコン(Windows/Mac対応)
Core i5程度でも十分動きます。 - CapCutデスクトップ版
公式サイトから無料ダウンロード可能。 - 素材
・スマホで撮った短い映像(30秒以内)
・またはフリー素材(人物・風景)
・BGM(CapCut内の無料ライブラリでもOK)
👉 これだけでスタートできます。高額な機材は不要です。
ステップ1:新規プロジェクトを作成
CapCutを起動したら、**「新しいプロジェクト」**をクリック。
ここでまず「縦横比(アスペクト比)」を決めましょう。
- YouTubeショート/TikTok/リール向け:9:16(1080×1920)
- ブログ埋め込み/横長動画:16:9(1920×1080)
ショートを作るので、9:16を選択。これで縦型画面がベースになります。
ステップ2:素材を読み込む
- 撮影した動画や画像を、CapCutの左パネルにドラッグ&ドロップ。
- 音声ファイル(BGMや効果音)も同様に読み込む。
- フォルダを作り、「動画」「BGM」「画像」と分けておくと整理が楽です。
👉 ここで迷う人が多いですが、操作は単純。エクスプローラーから投げ込むだけです。
ステップ3:タイムラインに並べる
次に、動画の“骨組み”を作ります。
- 素材をタイムラインに順番通りに並べる
- 不要な部分は**分割(Ctrl+B)**で切り取り、Deleteで削除
- 映像の長さは15〜30秒に収めるとショートらしいテンポ感に
👉 コツは「まず並べる→後で細かく調整」。完璧を目指さずに形にしましょう。
ステップ4:字幕をつける
ショートは無音で見られることが多いので、字幕は必須です。
方法1:自動字幕
- 音声がある場合、クリップを選択 → 「自動字幕」
- 言語を日本語に指定 → 数秒でテロップが反映
方法2:手打ち字幕
- 「テキストを追加」→ 台本をコピー&ペースト
- 表示時間は1文あたり2.5〜4秒
見やすさの基本
- 白文字+黒縁 or 黒影
- ゴシック体など読みやすい書体
- 重要な単語だけ色を変えると強調できる
ステップ5:ナレーションを追加
「声を出したくない」という人でも大丈夫。
AI音声(Text to Speech)
- 台本をテキストで入力 → 「テキスト読み上げ」
- 声質・スピードを選択 → AIナレーションが完成
自分の声を録音
- マイクを選び「録音」 → 声を入れる
- ノイズが気になるときは「ノイズ除去」をON
👉 どちらも無料で利用可能。最初はAI音声から始めても十分です。
ステップ6:BGMと効果音を追加
CapCutには無料音源ライブラリが用意されています。
- BGMをタイムライン下段へ配置
- 音量は**-18〜-12dB**が目安
- ナレーションがある部分ではさらに-6〜-10dB下げて聴きやすくする
👉 効果音は「クリック」「ポン音」など、必要最小限でOK。多用すると逆効果です。
ステップ7:エフェクト・トランジション
ショートはテンポ重視なので、凝った演出は不要です。
- トランジション:カットの境目に「フェード」や「スワイプ」を入れる
- エフェクト:強調したい瞬間に「ズーム」や「ハイライト」
👉 2種類くらいに抑えると、見やすくプロっぽい仕上がりになります。
ステップ8:完成動画を書き出す
編集が終わったら書き出しです。
- 形式:MP4(H.264)
- 解像度:1080×1920(縦型フルHD)
- フレームレート:30fps(標準)、滑らかにしたいなら60fps
- 音量チェック:ピークが-3dB以内に収まっているか確認
👉 書き出し先のフォルダは事前に決めておくと管理が楽です。
ステップ9:YouTubeショートにアップロード
YouTube Studioにログインし、作った動画をアップロードします。
- タイトル:全角30文字以内で内容を端的に
- 説明欄:動画の概要+関連ブログ記事へのリンク
- タグ:「#shorts」を入れるとショート枠で再生されやすい
- 公開設定:最初は「限定公開」で確認 → 問題なければ公開
👉 公開後はアナリティクスで「再生数」「視聴維持率」をチェックし、次回改善に活かしましょう。
まとめ:YouTubeショートは最初の一歩に最適
- 台本を準備し、素材を並べる
- 自動字幕・AI音声で手間を省く
- BGM・トランジションはシンプルに
- 1080×1920で書き出し、YouTubeにアップロード
CapCutパソコン版は、無料の範囲だけでも“副業レベルの動画”を完成できる力を持っています。
最初の1本は不完全でも構いません。
むしろ「1本作れた!」という経験が、次の挑戦のエネルギーになります。
あなたもぜひ、今日から最初のYouTubeショートを作ってみてください。
アイキャッチ案(Canva指示)
- イメージ:ノートPC画面に縦長動画のプレビュー。中央に再生ボタンの抽象モチーフ。
- 背景:青〜紫のシンプルな光。
- 文字なし。
挿入画像案(本文中/文字なし)
- CapCut新規プロジェクト画面(縦型キャンバス)
- タイムライン編集の雰囲気(手元+PC)
- YouTubeショート公開画面をイメージできる抽象イラスト