はじめに
「動画編集は副業になる」──そんな言葉を耳にするようになって久しいですが、実際に挑戦しようとするとハードルが高く感じませんか?
私自身、50代から副業を模索している中で「動画もやってみたい」と思った一人です。けれど、Adobe PremiereやFinal Cutのような本格ソフトは高額で、独学で学ぶには大変そう。
そんな中で知ったのが CapCutのパソコン版 でした。
スマホアプリとしては有名ですが、実はPCでも利用可能。しかも無料で始められ、日本語対応もしっかりしている。副業やブログとの連携にも向いていると感じ、実際に触ってみました。
この記事では、CapCutパソコン版の導入から編集体験、無料でできること・有料プランの違い、副業での活用法を、体験ベースで丁寧に解説します。
CapCutパソコン版とは?
CapCutはTikTokを運営するBytedance社が提供する動画編集ソフトです。
スマホ版は「手軽にSNS動画を作れるアプリ」として有名ですが、PC版はより本格的で、無料ながら多機能。
- 日本語完全対応 → 英語ストレスなし
- 無料で基本機能を網羅 → カット編集、字幕、音声合成、BGM挿入など
- AI機能が充実 → 自動字幕、音声読み上げ、背景除去、エフェクト提案
- SNS投稿との連携 → TikTokやInstagramに直接アップ可能
つまり「高額な編集ソフトに手を出さなくても、副業レベルの動画制作ができる環境」が整っています。
インストール方法と初期設定
ダウンロードとインストール
- CapCut公式サイトにアクセス
- 「Windows用」「Mac用」いずれかを選んでダウンロード
- インストーラーを起動し、案内に従って進める
数分でインストール完了。特別な知識は不要で、一般的なソフト導入と同じ流れです。
初回起動での印象
- 画面は「左に素材一覧、中央にプレビュー、下にタイムライン」という構成。
- 動画編集ソフトに慣れていないと少し圧迫感を覚えるが、メニューが日本語表記なので迷わず進められる。
- 保存フォルダの設定や解像度の選択も初回で案内が出る。
初心者でもつまずきにくい設計になっていると感じました。
実際に使ってみた(編集体験記)
素材の読み込み
自分のスマホで撮った短い映像をPCに移し、CapCutにドラッグ&ドロップ。
即座にプレビュー画面に反映され「これなら簡単に始められる」と安心しました。
カット編集
タイムライン上で不要部分を切り取る操作は直感的。ハサミマークをクリックして分割 → 不要部分を削除するだけ。
これだけで「動画編集している実感」が湧きます。
BGM挿入
無料で使える音源があらかじめ多数収録されていました。
ブログ記事を動画化する際にBGMをつけると雰囲気が変わり、見栄えもアップ。
字幕とAI音声
文章を入力すると、自動で字幕が表示され、AI音声が生成されます。
日本語のイントネーションは少し機械的ですが、練習用やSNS投稿には十分。
「50代副業」という単語も正しく読み上げてくれました。
背景除去
試しに自分の顔が映った動画を読み込み、ワンクリックで背景を削除。
完全ではないものの、大枠はきれいに切り抜かれ、仮想背景を入れる副業動画にも応用できそうです。
無料でできること
CapCutパソコン版の無料機能は驚くほど豊富です。
- カット編集、BGM挿入、字幕 → 無制限に利用可能
- AI音声合成、日本語字幕自動生成 → 無料範囲で実用レベル
- 背景除去、エフェクト → 無料でも十分試せる
「副業の入口」として動画編集を学ぶなら、この無料範囲だけでも大きな力になります。
有料プランとの違い(文章で解説)
CapCutには有料版「CapCut Pro」があります。
- 広告が非表示になる
- 4K高画質での書き出しが可能
- 追加のフォント・エフェクト・BGM素材が利用可能
- クラウド保存容量の拡大
料金は月額制と年額制があり、金額は数百円〜千円台。
本格的に副業で動画を納品するようになったら検討すれば良く、最初から課金する必要はありません。
50代副業としての活用法
ブログ記事を動画化
ブログ記事の一部をAI音声で読み上げ、字幕をつけてショート動画化。
YouTubeショートやInstagramに投稿すれば、新しい流入経路になります。
資格勉強のアウトプット
危険物取扱者乙4の学習内容を字幕動画にしてアウトプット。
自分の復習になるだけでなく、同じ受験者への有益情報発信にもつながります。
SNSでの発信強化
副業アカウントを運営しているなら、CapCutで短尺動画を量産。
文章だけの発信より、動画のほうがフォロワーが増えやすいのを体感しました。
使ってみて感じたメリット・デメリット
メリット
- 日本語完全対応で安心
- 無料機能だけでも十分に使える
- SNS発信に直結する設計
- 初心者でも1時間で基本操作を習得できる
デメリット
- 完全にゼロから動画を生成する力は弱い
- 無料版では高画質出力に制限がある
- 有料プランへの案内が頻繁に出る
ただし、これらは「本格的な収益を得てから投資する」ことで解決できる問題です。
まとめ
CapCutパソコン版は、50代初心者でも副業の入口として安心して使える動画編集ソフトです。
無料で始められ、日本語完全対応。副業で必要な「短尺動画作成」「字幕+音声合成」「SNS投稿」まで完結できます。
本格的に動画編集で収益化を狙うなら有料版も選択肢になりますが、最初から課金は不要。
「まず無料で触って、自分にもできる」と実感することが最大の価値です。
私自身も「これなら続けられる」と感じました。
もしあなたが「副業に動画を取り入れたい」と考えているなら、CapCutパソコン版は間違いなく有力な選択肢になるはずです。